シュウカツと自分の仏壇

最近、シュウカツということばがはやっているようです。
シュウカツといっても、就職活動ではありません。
最終の終、終わりの活動という意味のシュウカツです。
人生の終わりのことを考えて、いろいろと準備をしたり整えたりするといった活動のことを言うそうです。
「終活」ということになるでしょう。

遺言というのは昔からあります。
今の自分のことを振り返って、何を誰に託したいといったことを考えしたためる作業です。
しかし、シュウカツというのは、遺言ともまた違います。
もっと、自分の人生の最後のかたちについて考えるものと言った方がいいのかもしれません。

具体的にいうと、シュウカツでは自分がなくなるときそして自分がなくなったあとのことを自分で調べデザインし決めていきます。
例えば、なくなるときであればどういった場所でどういったかたちで息を引き取りたいかといった具合です。
もちろん、病気で病院にいて意識もなくどうしようもないという場合もあるでしょう。
でも、できる限り望みが叶う限りであれば最後はこうしたいという望みをきちんと持っておこうというのです。
たとえば、自分の家でどういう場所で誰にみとられてということをあらかじめ想像し考えて決めておくのです。

また、シュウカツで取り上げらるのがお葬式です。
お葬式も、どういったスタイルがいいかどんな花がいいかどんな音楽を流してほしいかといったことからどんな棺がいいかといったことまでを決めるそうです。
お返しにどのお茶をあげてほしい、といったことまで決める方もいるそうです。

そして、なくなったあとお葬式のあとのことまで決める方もいます。
そのひとつが仏壇です。
自分がなくなったら、どんな仏壇にまつってほしいかというのを自分で決めようというのです。
今では、ひとことで仏壇といってもたくさんの種類があります。
典型的な、平置きの仏壇だけではなく壁にかけるようなタイプの仏壇もあったりします。
こういった仏壇であれば、自分の家族がいつも団らんしている場所の近くに置いておけるということでこういった仏壇をシュウカツの中で探して決めるかたもいるのだそうです。
仏壇のカタログというのも、暗く悲しいイメージから明るいイメージのものが増えてきています。

シュウカツというのは、今はご年配の方達の間でむしろポジティブな意味で人気があると言います。
自分の仏壇も自分で選ぶという時代がきているようです。
このシュウカツというのは残された家族にもとても役に立つものだと思います。